スペキュレイティブ・フィクション

 

 

恋人の温度だった、血というのは。縊痕は線路。憧れのBALMUNGの服、Deorartよりずっとかわいい。展示会へ行った。美術館も惜しみなく回った。記憶が喧騒する。時折、私を地面に叩きつけた。羊飼いのような気分でもあり、ホストのような気分でもあった、東京というところ。

 

結局のところどんな音楽も服従。P. ヴィットゲンシュタインは現代SNS上なら炎上したであろう、いつの世も、演奏家は作曲家の奴隷であることに変わりはない。そこで永遠になかよしこよしやってればいい。

夜中の2時になるとスリープするiPhoneに脅され続けているし、その時にしか味わえないものに人間は快楽を得る。単純で盲目な生き物。厄介な感情「怒り」。全ての物事の原動力になりうる。哲学だって始まりは怒りなのではないか、きっとそう。

 

恋人が女だとか男だとか、はたまたどちらでもないだとか、結婚できるとかできないだとかそんなことが裁判にまでなった時代があったなんて、冗談やめてよ

私はあなたと一緒で幸せ。永命権はいつ取れるの?ロボットと人間の結婚は、いつになれば法で認めてもらえるかな。本当に弱い人は、生きることに付随する全ての困難から逃げ回るような人のことだって、オイル零しながら泣いていた。

 

キラキラの思考概念がぼくの視界を満たす。きみの思考はわたあめみたいな味がするね。ぼく、甘いのが大好き。失笑というのはもともと、堪えきれずに笑ってしまうことなのだよ。ケッコン?それはなんだい。ぼくの思考概念ときみの思考概念を混ぜて枕に詰めよう。今夜はほかほかだね

 

ぼくの右耳から君の髪を挿入してくれ、これでぼくら ドラマを授かれるね。ぼくは少しサディスティックだと思っていたけれど、君の髪の先端は妙に